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大川原千代子のコラム


■2001年11月
相談電話の内容が、ここ一ヶ月の間、変化があります。

今までの相談の多くが、病気に関するもので、治療法や、専門医についての問い合わせでした。誰にも言えなくって、と電話の向こうで闘病中の子どもを抱えたお母さんから聞くお話が、経済的なものになってきています。

ご主人がリストラされた。自己破産寸前だ。立ち退きを迫られている。母子寮に入れないか。遠くに姿を消したいけれど子どもの受け入れ病院が見つからない。

病気の子どものいる生活は、どうしても弱いのかもしれません。共働きができない。お父さん一人でがんばり続ける限界がきてしまったのかもしれません。

社会の先端で私たちの家族が大きな波をかぶっている気がします。おぼれそうになって、でもしっかり手をつなぎあって耐えている家族のこころからの叫び。

もっと、もっと力を付けたい。私たちにも、シェルターがほしい。逃げ込んできてもいいって言って上げたい。子どもたちを抱きしめられる場所がほしいです。



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