Rちゃんは、到着した時には本を読みながら横になっていました。もしかしたら、具合悪いかな…と思いつつ「Rちゃん、こんにちわ〜」と声をかけると本を放り投げて飛び起きてきました。見ると顔色もよく、首の補助装具もとれていて、12日前に会った時より表情も明るいRちゃん。
「火曜日にね、退院なの。でも、病院の方が良かったりして!」と笑うRちゃんですが、見せたい物があると言ってみせてくれた物は自宅で飼っているかわいい猫の写真でした。「もうすぐ会えるじゃない?」と言うと「うん!!」と元気に頷き、本や絵などで猫の話を30分ほどお話しました。
飲み物を飲んで落ち着いた所で、最近作ったビーズのブレスレットと指輪を見せてくれて、じゃ、作ろうか!という事になりました。
病院にいると中々新しい事や経験、物を作り出す機会がない事が大きく手伝っているのだと思いますが、話した事をよく覚えているし、無責任な事は言えないなと改めて思いました。色を選んだり、形をどうしようか?と話している間にも、色々なアイデアが浮かんでくるRちゃんの様子を見て声に耳を傾けていると、持っている可能性とその観察力や洞察力に素直に感心してしまいました。
ちょっと根を詰めた作業が続いたので、一休みしてちょうど検温タイム。退院するから、サイン帳を書こうという事になり、お互いの好きな物やら「ぱぁ〜ちゃん(伊藤)のお仕事は何?」とか「10年後、何してるかなぁ?」と話し合ううちに、先日会った時よりもこんなに元気に好きな事を考えたり、将来の話ができるのはやっぱり、退院して家族の元で生活できる事が何よりの元気の素で活力になっているんだろうなと思いました。
画一化されている様に見えても、健康な人にも個人のペースが本当は人それぞれにあると思います。RちゃんはRちゃんのペースで歩いていける様に願って、見送りに来てくれたRちゃんとお別れしました。
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