子供の性格には個人差があって、根気強くて何をするにも長続きする子もいれば、飽きやすくて次々と心移りする子もいます。後者の場合はママが子供の興味に振り回されることも。まずスポーツや芸術などの活動を始めるためには、入会費や教材・用具を揃えるための費用などの初期費用が必要になります。

そして、活動を行っている間は月謝も必要になりますし、教材や用具を買い足すこともあるかも知れません。でも、子供の気持ちは親の苦労とは無関係で、途中で投げ出してしまう子も多いものです。

飽きやすいだけでなく興味が次々と心移りしてしまう子だと、「今度はこれを始めたい!」と言いだすこともあるかも知れません。ここで、新しく始めたことを根気強く続けられれば文句なしですが、また飽きて興味が他に移ってしまうことも十分に考えられます。

飽きやすくて長続きしないと金銭的な無駄も多いですし、子供にとって何の収穫もなく終わってしまうこともあります。せっかく始めるからには、ある程度のレベルまで技術を習得して欲しいものですよね。では、飽きやすい子供に根気強さをつけさせるには一体どうしたら良いのでしょうか。

・飽きやすい子供にも長所がある

「飽きやすい」と言うと、「何をしても続かない」とか「短気」とか欠点ばかりのように思うでしょう。でも、どういう性格にも必ずと言って良いほど長所も存在します。

短所が多いほど長所も多く存在するはずなので、飽きやすい子の長所もちゃんと認めてあげましょう。そうすれば、飽きやすい子だけが持っている長所もこれから十分に伸ばせますし、上手く将来的な可能性に繋げてあげられるかも知れません。

それで、飽きやすい子供の長所として次のようなことが挙げられます。「好奇心旺盛で興味が幅広い。」「冒険心が強くて常に変化を求めている。」「感受性が豊かで気持ちの切り替えが上手。」「臨機応変さがある。」「高い目標を持っている。」飽きやすい子には実はこんなにも長所があるのです。

色々なことに興味をもって試してみては、本当に自分に合ったこと、自分の能力が存分に発揮できることを探しているのです。こういう子に関しては1つのことに集中するよりも、色々なことを体験しながら能力を発揮することが多いです。ひとまず興味を持ったことを一通り体験させて、熱中できるものを見つけることができればチャンスだと思ってください。

・子供の興味にとことん振り回されてみる

飽きやすい子供に根気強さをつけさせたいと思ったら、かなり長い道のりになるかも知れないことを覚悟した方が良いです。「色々なことを経験して本当の自分を見つけたい子」なのですから。初めからいきなり「習い事を長続きさせよう!」なんて思ってはいけません。

「早い結果を待つ。」なんて言うのもダメです。ママにできることは「長続きできるものを見つけられるよう、とことん子供に付き合ってあげること」です。

悪い言い方をすると、子供の興味にとことん振り回されてみるのです。「子供が辞めたがっていたら辞めたい理由を聞いて見る。」⇒「新しく興味を持った活動をやらせてみる。」⇒「ママも子供の活動に興味を持ってみる。」この繰り返しに付き合わされるのを不快に感じるママも多いのですが、子供は実体験を通して学ぶものです。

実体験もなく納得できないままに諦めるよりも、実際に体験した方が身をもって「合わない。」と分かります。でも、どんなに心移りしやすい子供も熱中できるものを見つけたら、高い能力を発揮する可能性を持っています。まずはママが子供の能力を信じて根気強く待ってあげてください。

・否定的な言葉は使わない

飽きやすい子供は気持ちの切り替えが上手でも、親に言われた否定的な言葉はかなり気にするものです。「何一つ長続きしないんだから。」「何か1つくらいは頑張ってみなさいよ。」「新しいことを始めても、あなたには絶対に無理だよ。」「また失敗したのね。」このような言葉は子供の自信を無くすだけで、将来的に全くプラスになりません。

否定的な言葉を言われたことが原因で、活動が嫌になってしまったり、「自分にはこの活動は向いていない。」と思い込んでしまったりすることもあります。活動のための費用や環境を整えているのはママでも、活動に参加しているのは子供です。実際に活動に参加している子供の気持ちを大切に考えてあげましょう。

例え短期間で活動に飽きてしまっても、今まで頑張ったことだけはきちんと評価して、新しく興味を持った活動を応援してあげられると良いですね。「今までよく頑張れたね。新しいこの活動ならもっと頑張れそうだね。」「この活動もきっと上達するね。」「色々なこと経験できて凄いね。」子供に期待する前に、ママがしっかりと子供の成長を見守りつつ応援してあげましょう。

・目標を立てて活動に変化を加える

「今度こそは!」と期待して新しい活動をさせたものの、なかなか長続きするものが見つからないことはありませんか。こんな場合には活動に淡々とし過ぎて、変化がないのが原因として考えられます。

飽きやすい子供は常に変化を好んでいるので、変化がない活動は好きになれないでしょうね。と言う訳で、変化が少ない活動には、子供の性格に合わせて変化を付けるのも効果的です。例えば、大会があるなら「1試合だけでも勝つ。」「予選を通過する。」「上位を目指す。」などの目標が立てられます。昇級試験があるなら、「いつまでに〇級に合格する。」「〇級に□点で合格する。」などの目標が立てられるでしょう。4

さらに、発表会なら「たくさんの知り合いに見てもらう。」「こんな発表会にしたい。」などの目標が立てられます。同じ試合でも自分の能力に合わせてどこを目指したら良いのか。同じ試験でもどういう合格の仕方を目指したら良いのか。同じ発表会でもどういう自分をどういう人たちに見てもらいたいのか。

常に色々な目標が用意されている状態なら、活動にだいぶ変化が加わるはずです。子供自身で目標を立てられない場合には、ママも目標作りに参加してみてはいかがでしょうか。目標を達成したらご褒美を用意してあげるのもお勧めです。

・まとめ

「飽きやすくて根気のない子供は、短所ばかりで長所がない。」などと思っていませんか。実は、飽きやすい子には「好奇心旺盛」「冒険心が強い」「感受性が豊か」「臨機応変」「目標が高い」などの素敵な長所があるのです。

子供が持っている能力を伸ばすためには、飽きやすい子供ならではの長所を認めることです。まずは子供の興味に合わせて色々なことを経験させるのも良いでしょう。

「子供の興味に振り回されるものだ。」と割り切ってしまう方が楽かも知れません。もちろん、子供の興味がコロコロ変わるからと言って、否定的な言葉は絶対に言ってはいけませんよ。

長続きしなかった活動であっても、必ずどこかに子供の頑張りがあったはずです。良かった点はきちんと評価してあげて、新しい活動が楽しく始められるように応援してあげましょう。それから、あまりにも興味の心移りが激しい場合には、子供に合った目標を立てて活動に変化を加えるのも良いでしょう。

習い事の中には大会・昇級試験・発表会などのイベントがあるものも多いですよね。このようなイベントは能力を高めるだけでなく、根気強さを身に付けるチャンスになります。

子供だけでは目標が立てられない場合には、ママが一緒に目標を立ててあげましょう。子供の根気強さは本人の頑張りだけでつけるものと思われがちですが、ママの協力もとても大切です。子供に合った方法で上手く才能を開花させてあげられると良いですね。

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