妊娠線の大きな原因は急激な体重増加ですが、他にも妊娠中ならではのホルモンバランスの変化も大きく関係しています。ホルモンバランスの変化ばかりは、妊娠中だからどうしても避けられないものです。

逆に、このホルモンバランスのお陰で、赤ちゃんが順調に育ってくれているのだと思うと、さすがにホルモンバランスそのものを何とかしようとは思いませんよね。

でも、わざわざホルモンバランスを元に戻さなくても、妊娠中の間にできる対策もあるのです。それは、ホルモンバランスによって起こる悪影響を、体に負担の少ないケアでカバーすることです。

妊娠中は食事にしてもスキンケアにしても制限が付くことが多いのですが、許容範囲内で効果的な対策を行えば良いのです。「妊娠線の原因が本当にホルモンバランスの変化で、肌が若さを失って弾力を失うからなのか?」「ホルモンバランスによる悪影響と、どのように戦ったら良いのか?」今回はこのようなポイントを見ていきましょう。

・ホルモンバランスの変化が妊娠線の原因!

妊娠線の原因はホルモンバランスの変化で、肌が若さを失って弾力を失うのは本当です。妊娠中に増加するホルモンには、エストロゲン・プロゲステロン・グルココルチコイドなどがあります。

エストロゲンとプロゲステロンは女性ホルモンで、グルココルチコイドは副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)です。妊娠全期の中でも特にこれらのホルモンが増加しやすい時期が、妊娠中期から後期にかけての6ヶ月くらいです。

先に挙げた3つのホルモンが増えることで、次のような悪影響が起こるのです。「コラーゲンの生成が抑制されて肌の弾力が失われる。」「肌のターンオーバーが遅れて、肌のダメージを修復されにくくなる。」本来私たちの肌は28日周期で、古い肌から新しい肌へと生まれ変わりを繰り返します。

でも、ターンオーバーが乱れていると肌の生まれ変わりがスムーズにいかず、いつまでも古い肌が表面に残ってしまいます。それで、残った肌は乾燥して硬くなり、今まで以上に剥がれ落ちにくくなると言う悪循環に陥ります。

肌の潤いを補給することは、「ホルモンバランスが関係しているから不可能!」なんて言うことはありません。生活習慣や食生活に気を付けたり、スキンケアを徹底したりすることで、肌の乾燥を最小限になるように食い止めることもできます。

・保湿性に優れた妊娠線対策用クリームを使う

妊娠中のホルモンバランスの変化で肌が乾燥して妊娠線ができるのなら、保湿性に優れた妊娠線対策用クリームで肌にしっかり潤いを補給してあげれば良いのです。「肌が乾燥して若さを失って弾力を失う」のなら、「肌に水分を補って若さを取り戻して弾力性をアップする」を実現すれば良いのです。

ただ、妊娠線対策用クリームは良い商品を選んで、肌に塗るだけでは勿体ないです。入浴後とか乾燥した場所で過ごしている時など、肌の乾燥が気になりそうなタイミングで肌が乾燥する前にケアができるのがベストです。と言うのも、肌が乾燥し始めて水分が体外に逃げてしまってからよりも、水分が体外に逃げる前の方が肌の水分をより多くキープしておけますから。

乾燥が心配なタイミングがあれば、1日に何度でも妊娠線対策用クリームを塗ってください。絶対に妊娠線対策用クリームを塗っておきたい場所は、お腹以外に胸やお尻、腰、二の腕、太ももなどです。

お腹や胸の下側は念入りに塗り、お尻や腰は側面も、太ももは付け根部分も忘れずに塗ってくださいね。意外にも妊娠線はチェックしやすい場所よりも、チェックしにくい場所ほどできやすいです。塗る時は力を入れすぎず、軽くなでる程度で肌を刺激しすぎないようにしましょう。

・水分補給で体内からも保湿ケアを!

妊娠中の乾燥対策として、スキンケアはしつこいくらいに徹底するかも知れません。でも、水分補給に関しては健康に大切なものであるにもかかわらず、多くの妊婦さんが忘れてしまっています。

スキンケアを使った体外ケア、こまめに水分補給をする体内ケアの2つの方向から保湿ケアができるとベストです。それで、「水分補給をこまめにする。」の基準が難しいところですが、100~200mlの水やお茶を1日の合計が2リットル以上になるように、時間を決めてこまめに飲めば良いのです。

お出掛けする時や仕事の時ばかりは、「トイレが近くなるから。」と水分を控える方も多いのですが、妊娠線に限らず体調を整えるためにも水分補給は意識的に行った方が良いです。カフェインの多い飲み物は妊娠中には控えるように医師から指示されているでしょうが、妊娠中でなくても水分補給に向きません。

糖分や塩分の多い飲み物に関しても水分補給に向きませんし、妊娠中の健康を考慮しても控えめにした方が良いです。水やノンカフェイン茶など、できるだけシンプルな飲み物で水分補給を心掛けましょう。

ノンカフェイン茶はスーパーだと探すのが大変ですが、赤ちゃん用品店やドラッグストアの赤ちゃん用品売り場だと見つけやすいですよ。なかなか外に出られない方は、ネット通販を賢く利用するのも有りです。

・ビタミンCを積極的に摂る

妊娠線対策を効率的に行うためには、水分補給以外に栄養補給にも気を遣うことをお勧めします。妊娠中の栄養補給は、「和食中心で野菜をたっぷり取り入れる。」と言うのは当たり前。

もっと言うなら美肌に良い栄養として、ビタミンCを積極的に取り入れましょう。ビタミンCは抗酸化作用に優れていて、活性酸素から肌を守ってくれる栄養です。肌のターンオーバーを促して、古い肌から新しい肌への生まれ変わりをスムーズにしてくれる栄養でもあります。

また、ビタミンCにはコラーゲンの生成を促す効果もあり、肌のハリをアップする効果も期待できます。それで、ビタミンCが豊富に含まれている食品には、ブロッコリー・ジャガイモ・赤ピーマン・黄ピーマン・イチゴ・柑橘系の果物などがあります。「ビタミンCが豊富に含まれている」と言う点にスポットを当ててみてみると、意外にビタミンCが豊富に含まれている食品は少ないですよね。

しかも、なかなか手に入りにくいものが多いのです。でも、ビタミンCは「豊富」とまで行かなくても、大概の野菜にそれなりに含まれています。特に「この野菜を食べなくては!」なんて考えずに色々な野菜をバランス良く取り入れるのも、ビタミンCをたっぷり摂取するのに効率的ですよ。

・まとめ

妊娠線の原因の1つはホルモンバランスの変化で、肌が若さを失って弾力を失うことです。妊娠中のホルモンバランスの変化としては、エストロゲン・プロゲステロン・グルココルチコイドなどの増加が挙げられます。

これらのホルモンはコラーゲンの生成を抑制して肌の弾力を奪ったり、肌のターンオーバーを遅らせて肌の修復力を低下させたりすることがあります。妊娠中でも若々しくて弾力のある肌を保つためには、まずは保湿性に優れた妊娠線対策用クリームを使うことです。

肌の乾燥が気になるたびにスキンケアで肌に水分を補っておけば、何もしないよりはずっと肌の表面が潤うはずです。それから、スキンケアと一緒に頑張りたいのが、水分補給・栄養補給による体内ケアです。水分は体内にも存在するもので、体外だけではなく体内からもしっかり潤いを与えておきたいところです。

そのためには1日2リットルを目標に、水やノンカフェイン茶でこまめに水分補給をしましょう。肌に良い栄養としてビタミンCを補うのも効果的です。ビタミンCは野菜やフルーツに含まれているので、色々な野菜や果物をバランス良く取り入れてみましょう。

関連記事