生後6ヶ月くらいして子育てに慣れてきたと思ったら、今度は子供の人見知りに困り始めるママは多いでしょう。ママ以外の人の顔を見ると泣き出して、酷いと長時間泣いていることも。

人見知りは成長過程の1つで、ほとんどの子供にあるもの。とは言っても、人見知りの酷い子だと、他の人に育児を頼みにくくなりませんか。ママが用事がある時は、子供を親戚に預けることもあるでしょう。

気分転換に親戚や友人の家に出掛けることもあるでしょう。職場復帰や就職を考えている方だと、子供を保育所に通わせるのも不安になりますよね。

ところで、「激しく人見知りをする子は発達障害かも。」「人見知りをしない子は発達障害かも。」などと、聞いたことはある方はいませんか。発達障害の子には極端に敏感だったり、極端に鈍感だったり極端な感覚の子が多いのです。

だからこそ、人見知りに関しても、両極端なものだと言われるのかも知れませんね。では今回は子供の人見知りが克服できるのか、発達障害との関係はないかなどを説明しましょう。

・人見知りは誰にでもあるもの!

「人見知りはうちの子だけ!」なんて思っていませんか。

実は、人見知りは成長過程の1つなので、誰にでもあるものなのです。人見知りは身近な人をしっかり認識する力がある証拠で、むしろしない方が心配ものです。身近な人を認識できていない可能性がありますし、怪しい人に声をかけられても付いていってしまう危険性がありますので。

それで、人見知りをする時期は、本当に人それぞれです。生後6ヶ月くらいに始まる子が多いのですが、中には1歳に始まる子もいます。人見知りが終わる時期も個人差があり、早い子だと1歳、遅い子だと3歳まで続く子もいます。

1歳前後に始まった人見知りは、3歳までに終わることが多いので、幼稚園に入園する前で心配しているママもご安心ください。幼稚園に通いだしたら、人見知りが終わることも多いですよ。

また、「小さい頃に人見知りが無かった。」なんて言う子も、ごく少数ながらもいます。こんな子は小さい頃に人見知りしなかった分、幼稚園・小学生になって人見知りすることも。

人見知りは誰にでもあるもので、小さいうちにしなかった子でもいつかはするものです。3歳までに人見知りをしてもしなくても、それが我が子のペースくらいに気楽に考えましょう。

・泣かない人見知りもある!

人見知りと言えば、「人の顔を見てギャーギャー泣き叫ぶ大変なもの。」とばかり考えている方も多いでしょう。実は、人見知りの時期に個人差があるように、人見知りの仕方にも個人差があるのです。

人見知りをして泣く子もいれば、泣かない子もいるのです。泣かない人見知りの仕方には、相手から視線を逸らしたり、相手をじっと見つめたり、フリーズしたりなどがあります。

いずれにしても人見知りの意味は、身近な人をしっかり認識することです。生まれたばかりの時は0.01もなかった視力が、生後6ヶ月くらいで0.1くらいになると言われています。

視力が良くなって人の顔がよく見えるようになると、身近な人を認識する力もだいぶアップします。生後6ヶ月くらいになるとママへの愛情と同時に、同時に知らない人への不安も強まってきます。

もちろん、これはあくまでも傾向にすぎず、子供の元々の性格や家庭環境によって、人見知りの時期・仕方が変わってくることもあります。

・人見知りの仕方で発達障害が分かる?

子供の人見知りの仕方は色々で、本当に個性を感じられるものです。なので、「発達障害の子特有の人見知りの仕方もあるのでは?」と、思う方もいるかも知れませんね。

確かに、発達障害の子は感覚が極端に敏感な子、極端に鈍感な子の両極端に別れやすいです。それで、人見知りに関しても極端に人見知りをする子、人見知りをしない子の両極端に別れやすいのです。

ただ、発達障害の症状も実は色々で、中には健常の子とほとんど変わらない感覚を持っている子もいます。こういう子の場合は、健常の子と同じように人見知りをすることが多いです。と言う訳で、発達障害かどうかの判断は、人見知りだけでは難しいです。

他にも気になる症状、生活に支障が出そうな症状があれば、専門病院で診てもらった方が良いでしょう。専門病院は診てもらいたい時にすぐにかかれる訳ではなく、小児科からの紹介状・予約が必要となることが多いです。

しかも、患者さんが多くて、診察が半年以上先になってしまうことも。万一に備えて専門病院を受診するまでの準備だけでも、済ませておいた方が安心です。

・発達障害の人見知り以外の症状は?

発達障害の子には必ずと言って良いほど、人見知り以外で日常生活を困難にする症状があります。「障害」というくらいですから当然ですよね。それで、発達障害の具体的な症状は、主に次のようなものです。

「視線が合いにくい。」
「言葉の発達が遅れている。」
「会話が成立しにくい。」

「簡単な指示さえも通りにくい。」
「普通なら細かいと感じる部分に、強いこだわりがある。」
「3歳以上になっても、身の回りのことが自分でできない。」

通常なら多くても数回くらい言えば伝わるのが、発達障害の子だと何回言っても伝わらないことが。大事なことは簡単な言葉を選んで、ゼスチャーを交えながら丁寧に伝える必要があります。

「自分の子に限っては。」と思いたいのは、どのママも同じです。でも、発達障害は早期のサポートで、問題なく日常生活を送れるようになることも多いです。障害そのものは変えることができないものなので、どうせなら子供を「個性的な感覚を持った素敵な人間」に育てることを考えてみてはいかがでしょうか。

・子供の人見知りの克服法は?

健常の子も発達障害の子も育児面での違いがあっても、人見知りの克服法に関してはほぼ同じようなものです。「一時期だけのもので、いつかは克服できるもの!」と信じて、ひたすら人見知りが終わるのを待つだけです。

とは言っても、何かしなくては落ち着かないからこそ、「現時点で何ができるか?」を知りたい訳ですよね。こんなママが注意したいことは、「ママが子供の人見知りを認めないこと」です。

例えば、子供が人見知りで泣いてしまった時に、親戚や周りの人に「うちの子、人見知りが酷くて。ごめんなさいね。」などと言うのはNGです。子供はもっとも身近な大人であるママの言葉を、正しいものと思っています。

なので、自分自身が「人見知りが酷い子」と言われることで、そのように認識して余計に人見知りが酷くなってしまうことも。人見知りをしている時は、ひとまず目の前の人が誰なのか、ママにとってどういう人なのかを教えてあげましょう。

同時に、「近所のおばちゃんに、『こんにちは』って挨拶しようか。」などと、教えてあげるのも良いかも知れませんね。ママ自身が周りの人に挨拶をして、子供に見本を見せてあげることも大切です。

・まとめ

人見知りは身近な人をしっかり認識する力があることを表すもので、誰にでも必ずあるものです。人見知りには「大声で泣き叫ぶ」以外に、「相手から視線を逸らす」「相手をじっと見つめる」「フリーズする」などの仕方もあります。

本人はしているのに、ママが気づいていない場合もあります。発達障害の子に関しては極端に人見知りをしたり、そうかと思えば人見知りを全くしなかったり、極端な感覚を持っている子が多いです。

ただ、人見知りばかりが発達障害の症状ではなく、言葉の発達面・自立性などにも症状が潜んでいることがほとんどです。どちらかと言うと、後者の症状の方が重大です。

それで、子供の人見知りを克服するためには、ママが子供の人見知りを認めてはいけません。ひとまず「目の前の人がママにとってどういう人なのか?」を紹介して、挨拶するように教えてあげましょう。

人見知りは時期が来れば終わりますが、こういうママの声かけも人見知りを最小限に抑えるのに役立つかも知れません。

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