「気が弱い子供」と言うと、一見優しそうな子に感じられることも。「気が強くて何が何でも、自分を突き通さないと気が済まない。」こんな子よりも扱いやすそうで、育てる側としては楽ができそうに思う方もいるでしょう。

でも、決して「気が弱い子供=優しい子供」ではありません。気が弱くても優しくない子供もいれば、気が強くても優しい子供もたくさんいます。気が弱い子が心配なのは、今よりも将来ですよね。

小さいうちは気が弱くても、助けてくれる大人が付いています。実際に幼稚園や保育園などで集団生活していると、保育者が子供のメンタル面を気遣って声をかけてくれますよね。

でも、「小学校⇒中学校⇒高校⇒大学⇒就職」と大人になっていくにつれて、大人の配慮も少しずつ減っていきます。むしろ、自分自身が人に対して、配慮する必要が出てきます。

つまり、人は身の回りのことが自分でできるだけではダメで、メンタル面でも自立していかなければならないのです。では、気が弱い子供のメンタルを強くするためには、どのように子供を育てていけば良いのでしょうか。

・気が弱い子供の良いところは?

「気が弱い子」と言われて、嫌な気のしない子はほとんどいないでしょう。「うちの子、本当に気が弱いんです。」と言うママも、大抵は申し訳なさそうにしていますよね。

それくらい気が弱いことは、マイナスイメージになりやすいものです。ちょっと言われただけで傷ついたり、納得の行かない結果になると深く落ち込んだり、とにかくプレッシャーを感じやすかったり。

でも、これって悪いことですか。「気が弱い子」も言い方を変えれば、「優しい子」「優れた感性を持っている子」。優しさも優れた感性も、決して誰もが持っているものではありません。気の弱い子供が持っている宝物のようなものです。

ちょっとしたことで傷つく子なら、きっと人の気持ちをよく理解できる力を持っているはずです。納得の行かない結果に深く落ち込むなら、それだけ物事に一生懸命に取り組んできたはずです。

プレッシャーを感じやすいのも、目標に対して真面目に取り組んでいる証拠です。気が弱い子供にも良いところはたくさんあるので、良いところは親としてきちんと認めてあげたいものですね。

もし気が弱いことで悪い部分があるのなら、気が弱いことを全般的に改革するのではなく、良い部分を残しながら悪い部分のみを直してあげましょう。

・親自身が根気強く大らかになる

気の弱い子供のメンタルを強くするためには、まずは親が子供に見本を見せられると良いですよね。子供は親の背中を見て育つものですから。とは言っても、子供の気の弱さにイライラしてもいけませんし、非難するのもやってはいけません。

子供の気持ちを受け止めながらも、何らかの形で強い自分を見せることです。根気強さはもちろんのこと、子供としっかり向き合うための大らかさも必要です。

気の弱い子は何に対しても非常事態くらい、大切に物事を考えています。親のイライラや非難にも神経質になりやすいので、どうしたら子供がもっと気楽に過ごせるかを考えてあげましょう。

子供が失敗した時は、頑張れた部分はちゃんと褒めてあげます。そして、つまづいた部分に関しては、子供と一緒に頑張ってみるのも良いですし、成功に近づけるためにアドバイスをしてあげるのも良いですよね。

「これはママでも凄く難しいことなんだよ。でも、○○ちゃんなら、もう少しでできそうだね。」と、自信を付けてあげると子供のやる気もアップするかも知れません。

・話せば楽になることを教えよう!

気が弱い子供が陥りやすいのが、「人に話せないこと」です。気が強い子なら人に話すことで、辛いことを上手に処理することができます。

でも、気が弱くて人に話すのが苦手な子だと、話せない分だけ辛さを心の中に溜め込んでいるはずです。そこで、気の弱い子供のメンタルを強くするために、「話せば楽になること」を教えてあげましょう。

毎日一緒にいる子供なら、「気分が沈んでいる」「不安を感じている」「困っている」など、マイナスな気持ちを持っている時は何となく分かることもありますよね。

こんな時、「時間が解決してくれる!」なんて思っているママもいるでしょう。確かに、時間とともに忘れる辛さもありますが、実際には時間が経っても子供の辛さは解決していません。

なので、子供の様子に気付いた時に、すぐにでも話を聞いてあげることを心掛けましょう。美味しいものを食べたり、外の空気を吸ったりしながら、子供と一緒に会話をするのも良いかも知れませんね。

本音で会話をするのにも、雰囲気作りが効果的な場合もありますので。ここで、子供が「話せば楽になる!」と気付けば、きっとメンタルの強い子に近づけます。

・もちろん甘やかすのはダメ!

「自由奔放にして少しでも、子供の気分を楽にしてあげよう。」気が弱い子供に対して、こんなふうに考えているママもいます。確かに、子供のやること全てをOKしてしまえば、こんなに楽なことはありません。

でも、これをやってしまった後は、子供がワガママで大変な状態が待っていますよ。「子供の気持ちを楽にしてあげる」のと、「子供のワガママを許して甘やかす」のとは全く違います。

やってはいけないことを一度でも許してしまうと、子供は「今度もきっと許してもらえるものだ。」と考えてしまいます。「ママとしては次回はダメ。

でも、子供が泣き叫んででも許してもらおうとする。」なんて言うことも。しつけがあまりにも厳しすぎてもダメですが、甘やかしてしまうのもダメです。

もし子供のメンタル面を考慮して甘やかしてきたのであれば、今すぐにでもダメな部分を修正しましょう。今まで甘やかした分、初めのうちは修正が大変でしょうが、それでも何とか乗り越えてください。ここでママが乗り越えれば、いつかは楽できる時がやってきます。

・子供の好きなことを伸ばす

気が弱い子供の優れた感性は、将来的に素晴らしい武器になる可能性があります。なので、子供の好きなことが分かっているのであれば、思い切って好きなことをやらせてみてはいかがでしょうか。

気の弱い子供は物事に一生懸命に取り組める良さを持っているので、好きなことなら嫌いなことよりも大きく伸ばせるはずです。ここで、「子供の好きなことが分からない。」なんて言うママもいるかも知れませんね。

こんな方は子供に色々な経験をさせるところから、スタートしてみると良いでしょう。

「習い事の体験に参加してみる。」「子供の一緒に色々な本を読んでみる。」「遊園地やテーマパーク、ショーなどに行ってみる。」「色々なものを触らせてみる。」まずはママやパパの好きなことから、経験させてみるのも有りです。

ママやパパが好きなことをしてイキイキしている姿を見て、「自分もこれをやってみたい!」なんて言う子供も多いですよ。

・まとめ

気の弱い子供の良いところは、優しかったり、優れた感性を持っていたりすることです。これは気の強い子供にはない長所なので、長所を伸ばしつつメンタルを強くしていけると良いですよね。

それで、子供のメンタルを強くするためには、まずは親が根気強く大らかになることです。いつでも子供の話を聞いてあげられるよう、居心地の良い家庭を作りましょう。

それから、子供のワガママを聞いて甘やかすのはダメで、メンタルを強くするためには多少の我慢も必要です。初めのうちは子供に「ダメだ。」と教えるのに、苦労するかも知れません。

でも、ダメなものはダメと伝えていくうちに、子供の中でもダメが当たり前になっていくはずです。また、子供のメンタルを強くするためには、子供の好きなことを伸ばしながら自信を付けてあげるのもお勧めです。

子供の好きなことが分からない場合は、色々ときっかけ作りをしながら、子供と一緒に好きなことを見つけられると良いですね。

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