無事安定期を迎えた時には、お腹が大きいのをはっきりと感じる妊婦さんは多いでしょう。でも、お腹の大きさと同時に、心配になってくるのが妊娠線ですよね。妊娠線はできない方もいますし、薄めにできる方もいます。はっきりとした割れ目ができて、出産を迎えてもなかなか消えない場合もあります。

妊娠線ができない時は、「自分はきっと大丈夫!」と思ってしまいがち。逆に、妊娠線が少しでもできてしまうと、「もうダメだ。」と諦めてしまいがち。

妊娠線が一生ものにならないようにするためには、妊娠線はできないように対策することも大切ですが、出産後に消えやすいように妊娠中にできるだけ薄くしておくことも大切です。妊娠線は薄ければ薄いほど出産後に消えやすいのですから。では、今回は万全の妊娠線対策を行うためにも、妊娠線ができやすい人とできにくい人は何が違うか学びましょう。

・妊娠線ができやすい人の体型の特徴は?

妊娠線ができやすい人と妊娠線ができにくい人の違いで、まず第1に考えられるのが体型の特徴です。体型と言えば安定期以降の妊婦さんによくありがちな、急激な体重増加があります。

妊娠初期の辛いつわりの時期は十分な食事ができなかったでしょうが、安定期になってつわりから解放されると快適に食事がしやすくなります。それで、今までの反動で食べ過ぎて、体重のコントロールに苦戦してしまう方も多いでしょう。

いや、食べつわりの症状が続いて、脂っこいものや甘いものばかりをひたすら食べ過ぎてしまう方もいるかも知れませんね。でも、安定期以降はただでさえ胎児の成長でお腹が大きくなるので、食べ過ぎでお腹を大きくしてしまうとお腹の皮膚は突っ張るばかりです。

皮膚の表面は必要な分だけ伸びても、皮下組織は伸びにくくて限界まで伸びると割れてしまうのです。また、身長に関しては高い人よりも低い人の方が、皮膚の面積が小さい分だけ皮膚が伸びやすくなります。なので、身長の低い人は高い人以上に対策を心掛けた方が良いでしょう。

・妊娠線ができやすい人の体質の特徴は?

妊娠線ができやすい人の特徴には、体型以外に元々の体質もあります。具体的には、乾燥肌であったり皮下脂肪が厚かったりなどです。「乾燥肌はお肌の敵!」とよく言いますが、妊娠線に関しても同じです。

乾燥肌は硬くて伸びにくく皮膚が割れやすくなります。それから、皮下脂肪は皮膚の表面よりも伸びにくい場所なので、このような場所が多いほどどうしても妊娠線ができやすくなります。

とは言っても、乾燥肌は皮膚の表面のカサつきやごわつきで分かっても、皮下脂肪に関しては厚いかどうかなんて分かりにくいですよね。

太っている人ばかりが皮下脂肪が多いとも限らないですし、意外に痩せている人でも皮下脂肪が多い人もいますから。もちろん、分からない場合には皮下脂肪が多いつもりで、きちんと妊娠線対策をしておくに越したことはありません。

・多胎妊娠の人や経産婦さんも妊娠線ができやすい

妊娠線ができやすい人の特徴として、妊娠経験も挙げられます。まず初めての妊娠でも双子とか三つ子とか、多胎妊娠の方は妊娠線ができやすいです。

1人だけでもお腹の皮膚がかなり伸びるのに、2人、3人ともなるとそれ以上に皮膚が伸びて割れやすくなります。それから、経産婦さんに妊娠線ができやすいことには、驚いた方も多いでしょう。過去の妊娠で一度お腹の皮膚が伸びているので、何となく皮膚へのダメージは少なそうに感じませんか。

「産後に妊娠線が消えた。」と言う経験を一度でもすると、二度目も大丈夫だと思ってしまいそうですが、残念ながら皮膚はそんなにシンプルなものではありません。

実は皮膚は見えない部分でダメージを蓄積しているので、一度伸びてしまった皮膚は余計に伸びやすく割れやすくなるのです。と言う訳で、経産婦さんだからこそ油断は禁物で、特に過去の妊娠で妊娠線ができた場所は他の場所以上に対策を徹底しましょう。

・妊娠線ができにくい人の体型の特徴は?

妊娠線ができやすい人に特徴があれば、妊娠線ができにくい人にも特徴があります。妊娠線ができにくい人の体型的な特徴は、妊娠線ができやすい人の体型の特徴とは正反対です。

まずは、体重増加が少ないことが挙げられるのですが、妊娠中は胎児の成長とともにどうしても体重が増加するものです。いや、胎児だけではなく妊娠中に増加した血液、羊水、胎盤などの重さもあるので、最低7㎏は体重が増加するものと考えられます。

普通体型の人でも妊娠中に増加しても良い体重は、7~12㎏と言われています。もちろん、痩せ型や普通体型の人が食事を制限しすぎて、体重増加が少な過ぎるのも良くありません。1ヶ月あたり1~1.5㎏の体重増加になるように心掛け、もし極端に体重が増えすぎた場合には現状維持を目指しましょう。

太り気味の人は医師の指示に従って、体重のコントロールを適切に行いましょう。それから、妊娠線ができやすい人の体型が背が低い人なら、背が高い人は背が低い人より妊娠線ができにくいです。

ただ、背が高ければ絶対に妊娠線ができない訳ではなく、体重増加や乾燥肌、皮下脂肪の厚み、多胎妊娠、経産婦などで妊娠線ができてしまうこともあります。妊娠線には色々な要因が関係しているので、妊娠線ができにくい体型に当てはまっていても油断は禁物です。

・妊娠線ができにくい人の体質の特徴は?

妊娠線ができやすい人の体質の特徴が乾燥肌、皮下脂肪が厚いなどであれば、妊娠線ができにくい人の体質の特徴は潤い肌、皮下脂肪が薄いなどです。肌の潤いは体質的なものだからと言って諦めていませんか。

確かに、元々肌が潤っている人の方が妊娠線ができにくいのですが、妊娠中は肌のバランスが崩れやすく一時的に乾燥肌になることもあります。なので、乾燥肌でない人も肌の状態には常に気を遣った方が良いです。

妊娠線対策用のクリーム、刺激の少ない保湿ケア用品(化粧水・乳液・クリームなど)をすぐに使える場所に置いておき、肌の乾燥が気になり始めたらすぐにケアしましょう。朝と夜の入浴後の1日2回は肌をチェックして、必要に応じてケアができると良いですね。

それから、皮下脂肪に関しても努力で薄くできることもあります。具体的には、安定期で体調が落ち着いたら適度な運動を心掛けたり、体重増加を最小限にとどめられるようバランスの良い食事を心掛けたりすることです。「妊娠線が全くできないようにする」よりも、「できにくくする」ことを心掛けましょう。

・まとめ

妊娠線ができやすい人とできにくい人の違いと言えば、体型(体重増加・身長)や体質(肌の乾燥・皮下脂肪の厚さ)、今までの妊娠経験(多胎妊娠・経産婦)などがあります。

妊娠線ができやすい人の特徴としては、「急激な体重増加」「身長が低い」「乾燥肌」「皮下脂肪が厚い」「多胎妊娠」「経産婦」などが挙げられます。そして、妊娠線ができにくい人の特徴としては、「体重増加が少ない」「身長が高い」「肌が潤っている」「皮下脂肪が薄い」「初産婦で多胎妊娠でない」などが挙げられます。

ただ、妊娠線ができにくい人の特徴は、決して妊娠線ができない人の特徴ではありません。妊娠線には色々な原因が複雑に絡み合っているので、妊娠線の原因となり得る特徴があれば1つ1つ改善していくのが効果的です。

特に体重増加や乾燥肌、皮下脂肪の厚さなどに関しては、努力次第でカバーできることもあります。妊娠線ができにくい人の特徴に当てはまっていても、出産までの間に急激に体重が増加したり、乾燥肌が悪化したりすることも十分に考えられます。妊娠線を予防するためには体調に気を付けながら、できるだけのことを全て頑張ってみるのが良いでしょう。

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