子供の性格が良いものなら、それほど子供の性格については考えないでしょう。でも、子供の性格で悪い部分が見つかると、「何が原因なのだろうか?」と原因を特定したくなるものです。

もし原因が分かっていれば、原因に合った対策ができるかも知れませんし、場合によっては諦めもつきます。ここで、原因として第一に考えるのが、「親の遺伝」でしょう。

「この子のこういう性格、ママ(パパ)の遺伝かしらね。」なんて、人から言われることはありませんか。あるいは、子供の性格で自分と似ている部分を見つけて、「この子のこういうところ、自分の遺伝かも。」などと思ったこともあるでしょう。

何となく子供の性格は、親の遺伝も大いに関係していそうな感じがしますよね。では、今回は子供の性格に親の遺伝も関係しているのか、見ていきましょう。

・子供の性格には遺伝・環境が関係している

「子供の性格は50%くらい、親の遺伝が関係している。」と言う情報もあれば、「80%くらい親の遺伝が関係している。」と言う情報もあります。

いずれにしても、50%以上は親の遺伝が関係していることになります。とは言っても、親の性格そのものが、そのまま子供に遺伝していく訳ではありません。

親の遺伝はあくまでも関係しているだけに過ぎず、生まれてからどういう環境で育っているかがポイントとなります。親と一緒に過ごす時間が多いほど、子供の性格は親に似てしまいがち。

何も知らない子供は、親から教えられたことを基に育っていく訳ですから当然ですよね。実際に自分の兄弟、周りの兄弟を比較してみると分かりやすいでしょう。

「自分は兄とは違ってこんなふうだ。」「あの子は兄とは違ってこんなふうだ。」などと、同じ兄弟でも性格が違うこともよくありますよね。

兄弟だからと言って、全く同じように育てられる訳ではありません。初めての子供、2人目、3人目と言うだけでも、家庭環境はだいぶ変わります。集団生活や習い事などで、どういう経験をしたかも子供の性格に大きく関係しています。

・子供自身で変えられる環境もある

遺伝はもちろんのこと、子供が育つ環境にも親は大きく関わっています。このように考えると、子供の性格には親の存在がかなり大きいように感じますよね。

確かに、遺伝は親しかありませんが、実は環境に関しては子供自身で変えられる部分もあるのです。例えば、幼い頃は自分の好きなこと、やりたいことがなく、親に勧められたことを色々やってきたかも知れません。

でも、子供が成長するとともに、自分の好きなこと、やりたいことを見つけて始めることもありますよね。子供が「こんな習い事をしたい。」と思って、親がやらせてみたところ、子供の性格が変わることも。

あるいは、子供が他の友達と関わっているうちに、仲の良い友達の影響で性格が変わることもあります。「子供のこの性格を何とかしたい。」と思ったら、ひとまず子供のやりたいことをやらせてみてはいかがでしょうか。

「やりたい習い事があれば、思い切ってやらせてみる。」「他の友達と遊びたいと思ったら遊ばせる。」「やりたい活動があったらやらせてみる。」親としては子供の好きなことをやらせるのに不安はあるでしょうが、親が子供の背中を押すことで子供に変わるきっかけを与えられるかも知れません。

・親が子供に見本を見せる

親の遺伝ばかりはどうしようもないのですが、環境に関しては親も変えることが可能です。子供の自主性ばかりを期待する前に、親にできることもあります。

それは「子供に見本を見せること」です。子供のやっている嫌なことは、親も自分では気づいていない部分でやってしまっていることが多いのです。

例えば、「子供の頑固なところが嫌だな。」と思っている時、親が子供に頑固なところを見せている可能性があります。「子供に素直になって欲しい。」と思うのなら、まずは親が子供に素直なところを見せる必要があります。

「パパや両親の言うことは、素直に聞き入れる。」「素直に感謝の気持ちを伝える。」「悪いことをしたら、素直に謝る。」「子供がわがままを言ったら、一度は素直に肯定してダメだと伝える。」親が子供に見せられる見本は色々ありますが、親が1つ1つ良い方向に変えていけば子供もきっと変わるはずです。

何より小さい子供ほど、親の真似っ子が大好きですから。

・笑顔がいっぱいの家庭にする

子供の性格の基本的な部分と言えば、やはり家庭環境も挙げられます。「張り詰めていて緊張感のある家庭」よりも、「笑顔がいっぱいで気持ちが楽な家庭」の方が断然良いに決まっています。

人に愛される素敵な子供に育ってもらうためには、やはり家庭でも子供は愛されキャラであった方が良いです。いや、愛されキャラと言うよりも、親が子供にしっかり愛情を注いで「我が家の愛されキャラ」にしてあげるのです。

子供は身近な人に愛されていると感じると、きっと笑顔で明るくなるはずです。ここで、「愛情を注ぐって、具体的には何をすれば良いの?」と、疑問を持つ方も多いでしょう。

こんな方はどうすれば、子供が笑顔になれるかを考えてみてください。「親が笑顔で子供にたくさん話しかけてあげる。」「子供が甘えてきたら、いつでも受け入れてあげる。」このように子供に接してあげれば、子供は笑顔でいられるでしょう。ママだけでなくパパも、子供にいっぱい笑顔を見せてあげてくださいね。

・家族の思い出作りも大切!

「子供の性格には環境も関係している」と先に述べましたが、環境に関係しているのは経験です。子供が経験することは、人から見るとそれほど大したことではないかも知れません。

でも、子供にとってはその経験こそが、豊かな経験になることもあります。そこで、家族の思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。遊園地・水族館・動物園・温泉・旅行などに出掛けるのも良いでしょう。

もちろん、金銭的に余裕がなければ、わざわざ特別な場所に出掛けなくても大丈夫です。日常的なことでも身近な場所でも、十分家族の思い出作りはできます。

「外で子供とキャッチボールをする。」「外で子供と砂遊びをする。」「子供と一緒に料理を作る。」「子供と一緒に植物を育てる。」「子供と一緒に工作をする。」子供と一緒に遊んだり、何かを作ったりする経験は、子供にとって素敵な思い出になります。ちょっとしたことでも良いので、子供と一緒に楽しめる経験をしてみましょう。

・まとめ

子供の性格には50%以上親の遺伝が関係していますが、残りの部分は環境が関係しています。環境には活動や友達との関係など、子供自身で変えられるものもあります。

でも、子供自身では変えられないものもあるので、その部分に関しては親が作っていく必要があります。「子供がこんなふうに育ってほしい!」と思ったら、親も色々な場で子供に見本を見せることです。

そして、笑顔がいっぱいの子供にするために、笑顔がいっぱいの家庭にすることも大切です。笑顔で子供にたくさん話しかけてあげたり、子供が甘えてきた時にいつでも受け入れてあげたりなど、子供にしっかり愛情を注いであげましょう。

また、家族の思い出作りも、子供の性格作りに重要な要素になります。家族一緒にどこかに出掛けたり、何かを作ったり、遊んだりなど、ちょっとしたことでも子供と楽しめれば大丈夫です。

遺伝や金銭的な部分だけはどうにも変えようがないのですが、親の意識だけはいくらでも変えられます。子供が小さいうちから親として、できるだけの環境作りをしてあげましょう。ママだけでなくパパやおじいちゃん、おばあちゃんも子供の環境作りに協力してあげられると良いですよね。

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