ママにべったりくっついてくる甘えん坊の子供は、本当に可愛らしいもの。子供がいない頃は親戚や友人の子供を見て、羨ましく感じたこともあるでしょう。

でも、実際に甘えん坊の子供を持った気持ちはいかがでしょうか。毎日べったりくっついてばかりで、ママから離れてくれないと大変ですよね。家事も進まないですし、自分のやりたいこともできません。

同じくらいの年齢の子供が2人以上いるママだと、その大変さは倍以上。子供の甘えん坊が一時期だけのもので、ゴールがあるのならまだ良いのですが。ゴールがあるものなのかどうかも分からないですし、将来どうなってしまうのか不安になるからこそ困るんですよね。

甘えん坊の子供をそのまま受け入れて良いものか、子供に言いたいことがある時ははっきりと伝えた方が良いのか、どちらが子供の将来に良いのでしょうか。では、今回は甘えん坊な子供の育え方について、詳しく見ていきましょう。

・そもそも甘えは子供に必要なもの!

皆さんが子供を「甘えん坊」だと感じるのは、どんな時でしょうか。「保育園や幼稚園などでの集団生活が始まった時」「保育園や幼稚園の休み明け」「ママが他の兄弟の相手ばかりしている時」「体調が良くない時」「なかなか眠れない時」「環境の変化がある時」主にこのような時に、子供が甘えてくることが多いでしょう。

一言で言うと「気持ちが満たされない時」です。大人にも喜怒哀楽があるように、子供にもいろいろな気持ちがあります。中でも不安や不満などのマイナスな気持ちがある時は、もっとも身近な人に甘えながら訴えたくなってしまうのです。

子供が急にママから離れて、外で生活するのは本当に難しいもの。外の世界に興味を持っているものの、このままママから離れて良いものか、実は不安を感じていることが多いのです。

実際に「外に出た途端、突っ走っていく。でも、少し進んで立ち止まって、ママを振り返る。」なんて言うことがよくありますよね。

これも甘えの1つで、ここでママが子供の気持ちをどのように受け止めるかで、子供の育ち方はだいぶ変わってきます。いつでもママに甘えられることが分かれば、子供は自信を持ってどんどん外の世界に進んでいけます。

・十分に甘えさせる方が将来にいいって本当?

「甘えん坊の子供をこのままにしておくと、将来も甘えん坊のままになってしまう!」こんな心配をしているママも多いでしょう。

でも、本当は小さい子供にとって甘えは必要なもので、この時期に十分に甘えていない方が心配ものなのです。甘えが必要なものだと言うことは、今甘えなくてもこれからどこかで甘えを求めてしまう危険性が。

小さい子供のうちに甘えられなかった分、大きくなってから甘えを求めることもあるのです。こんなふうにならないように、やはり子供が小さい今のうちにたっぷり甘えさせておくのがベストです。

甘えは子供が「十分だ。」と感じれば、ちゃんと卒業できますから。「甘えさせること=良くないこと」ではなく、「甘えさせること=愛情を与えること」です。

親の愛情を十分に感じて育った子は、自信たっぷりの堂々とした子に育ちます。「今まで十分に甘えさせてあげなかった。しまった。」なんて言う方は、今すぐにでも子供にいっぱい愛情を注いであげてください。

・愛情不足に注意しよう!

子供の中には甘えてこない子もいるのです。こんな子を目の前にして、「この子、甘えん坊じゃないから楽だな。」なんて思ってはいけません。子供が甘えないのには、次のような原因が考えられるからです。

「親に甘えても無駄。」「親は自分のことを愛してくれていない。」このように本当は甘えたいのに、甘えられない子もいるのです。親に十分に甘えられないと、ワガママを言うことで不満をぶちまけてしまうことも。

将来的に「自信のない子」「人付き合いの苦手な子」「消極的な子」になってしまう可能性もあります。いや、もっと大変な子だと、精神的なバランスを崩しやすくなってしまうことも。「明るくハキハキとした子に育ってほしい!」と思いませんか。

子供の内面は子供の元々の性質だけではなく、親も一緒に作っていくものですよ。なので、たっぷりの愛情で、可愛い子供をもっと可愛くしてあげてください。

・甘えさせても甘やかせてはいけない

「甘えさせる=甘やかす」などと、甘えさせるのと甘やかすのを混合していませんか。甘えさせるのと甘やかすのは、言葉は似ていても全然違います。

甘えさせるのは「愛情を与えること」で、甘やかすのは「子供のワガママを許してしまうこと」です。「子供がギャーギャーうるさいから。」「子供に嫌われたくないから。」色々あるでしょうが、ワガママは一度でも許してしまうと日常化してしまいます。

どこかでストップをかけなければ、延々と続いて悪循環になるだけです。ダメなものは何が何でもダメで、子供がぐずっても絶対に聞き入れてはダメです。

「そうだね、こうしたいよね。でも、こうすると〇〇だから、ダメなんだよね。」と言うふうに、子供の気持ちを肯定しつつも「ダメ」を付き通してください。ちなみに、ワガママには親への甘えが原因のものもあるので、ワガママを言う子供の気持ちもきちんと考えてあげられると、愛情たっぷりの素敵なママになれそうです。

・忙しい時はどうする?

子供の相手をする時間がたくさんあるなら、どれだけでも子供の相手をしてあげることができるでしょう。でも、残念ながら時間には限りがありますし、ママの仕事は育児以外にも色々ありますよね。

食事の用意をしたり、洗濯をしたり、掃除をしたり、他の兄弟の世話をしたり。こんな時まで無理をして、子供の相手をしてあげる必要はありません。ただ、子供を全く無視してしまうのはダメです。

せめて子供に一声かけてあげると、子供はきっと安心してくれるはずです。「ママ、今から洗濯しないといけないんだよね。お利口さんに待っててくれるかな?」「今から食事を作らないといけないから、できたら一緒に遊ぼうね。」もちろん、言葉が理解できない子だと、こんな説明をしても通じない場合もあります。

それでも、子供にとって簡単な言葉分かりやすい言葉を選んで、声をかけてあげられると良いですよね。時には甘えん坊の子供にイライラしてしまうこともあるでしょうが、ひとまず心を落ち着けて優しい声掛けを心掛けましょう。

・まとめ

「甘えん坊な子供」と聞いて、マイナスイメージを持つママは多いでしょう。でも、甘えは愛情表現に必要なもので、甘えん坊な子供はむしろいい子供なのです。

「甘えさせる=愛情を与える」と言うことで、親の愛情をたっぷり受け取った子供は、自信たっぷりの素敵な大人になれます。逆に、小さい頃に十分に甘えられずに育った子は、愛情不足で精神的なバランスを崩しやすくなることも。ここまで大変な状態にならなくても、「自信がない」「人付き合いが苦手」「消極的」など、マイナスな内面に育ってしまうことも多いです。

こんなふうにならないように、子供が小さい今のうちにしっかり愛情を注いであげることです。ただ、「甘えさせる」と「甘やかす」を、勘違いしないように注意してください。

甘やかすのは子供のワガママを許すことで、ワガママは一度でも許してはいけません。一度が日常的な習慣になってしまうこともあるので、今まで許してしまった方もすぐにでもストップをかけましょう。

また、忙しくて子供の相手ができない時は、簡単な言葉で事情を説明しながら声をかけてあげましょう。「仕事が済んだら、ママはきっと相手をしてくれる。」と、子供を安心させることができると良いですね。

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